これからは地域社会が生活基盤に
在職中は会社が生活の場ともいえますが、退職すれば地域社会がその生活の基盤となります。すぐに溶け込むのはむずかしいかもしれませんが、少しずつ地域の人に話しかけて輪を広げてみましょう。情報交換もしながら親交を深め、地域の行事に参加するうちに、さらに人の輪も広がり、きっと心地いいコミュニティーとして感じられるようになるはずです。
また、地域社会で自分の力を発揮したり、会社員時代とは異なった考え方を持つ人たちと出会ったりすることによって、充実感をおぼえたり新しい世界が開けたりと、今後の人生にとってもプラスになります。
身近なことから始めましょう
「うまくやろう」と気負う必要も、むずかしいことを考える必要もありません。退職して家にいることが増えると、散歩中や買物中、または家の前で近所の人と出会う機会が増えることでしょう。そうしたときに積極的にあいさつをして、自分の存在を知ってもらうことから始めます。次第に二言三言交わすようになり、地域の行事などに誘われることもあるかもしれません。また、共通の趣味があるとわかったら、一緒に趣味を楽しむのもいいでしょう。
どんな行事があるの?
地域にはさまざまな行事がありますから、興味のあるものがあったら気軽に参加してみましょう。広報を見たり公民館に行ったりすれば、そうした行事の情報がたくさん載っています。
・盆踊りや秋祭りなどの祭り
・運動会
・お花見や観月会など季節の行事
・公園の草刈り
・生涯学習の講習会
・サークル活動
など
ボランティアとして地域に貢献する
地域ボランティアとして活動するのも、大切な地域活動の一つです。町内の清掃をしたり、子どもたちの安全を見守るためパトロールをしたり、地域の学習会に協力したりと、さまざまな形で地域に貢献することができます。仕事として取り組みたい場合は、シルバー人材センターに登録するのもいいでしょう。
楽しみながら地域参加してください
地域活動は決して義務ではありませんし、人と競争しながらするものでもありません。生きがいのための活動ですから、楽しみながらマイペースで進めていくことが長続きするコツです。
地域社会は、これまで異なった世界で活躍してきた人たちの集まりなのですから、考え方の相違でぶつかることもあるかもしれません。そのような場合に、その違いを指摘したりとまどったりするのではなく、まずは相手の考え方を受け入れ、そこからお互いの信頼関係を築いていくようにしましょう。決してあせらず、ゆっくりと地域の人たちとなじんでいくことが大切なのです。 |